仕事で生成AIを使う機会が増えた今、完璧な使い方を理解しようとするより、会社のルールを守りつつ、身近な業務に自然に組み込むほうが、不安は小さくなりました。「使いこなす」よりも、安全な範囲で使い続ける距離感を持つ。今の自分には、それが一番しっくりきています。
仕事で生成AIを使う機会が一気に増えた
昨年の4月ごろから、仕事の中で生成AIを使う場面が少しずつ増えてきました。自分から積極的に導入したというより、会社から生成AIに関する紹介や案内が増えたことがきっかけです。
「便利なツール」という位置づけから、「業務の中で使う前提の存在」に変わった感覚がありました。使用規約や注意点が共有され、生成AIをどう扱うかが会社として整理され始めたのも、この頃だったと思います。
最初はメール文作成から使い始めた
最初に使ったのは、本当に単純なメール文の作成でした。一から書くのではなく、たたき台を作ってもらうだけ。今振り返ると、このレベルから始めたことが、心理的なハードルを下げてくれた気がします。
便利さと同時に出てきた焦り
生成AIを使い始めて、すぐに便利さは実感しました。一方で、同時に強くなったのが焦りです。
「この技術革新に乗り遅れたら、取り残されるんじゃないか」そんな感覚が、仕事の合間に何度も頭をよぎりました。
しかも、
- なぜうまく動くのか
- どこまで任せていいのか
- 何がダメなのか
正直、全部は理解できていない。分からないまま使っている状態が、便利さとは別の不安を生んでいました。
実際に使っている業務と使い方
今、生成AIを使っているのは派手な仕事ではありません。むしろ、地味で量の多い業務が中心です。
メール文の作成や要約、社内情報の整理、Slack通知の要約。自分の考えを一度言葉にしてもらい、それを整える。この使い方が、一番しっくりきています。
管理職業務でも「考える前段」を任せている
管理職になってからは、部下の評価シートの下書きや、社内ドキュメントの構成整理にも使うようになりました。最終的な判断や表現は自分で行いますが、考える前段を任せられるだけで、負担はかなり違います。
生成AIとの距離感が変わってきた
生成AIを使うようになって、仕事への向き合い方が少し変わりました。何か業務が来たとき、まず「これ、生成AIで代替できないかな」と考えるようになったのです。
全部を任せるわけではありません。最初の整理や下準備を手伝ってもらえるかどうかを考える。この思考の癖がついたのは、大きな変化でした。
使う人と使わない人の分断を感じる場面もある
一方で、職場では生成AIを積極的に使う人と、ほとんど使わない人の間に、見えない溝のようなものも感じています。
会話の中で前提がズレたり、「それ、AIでやった?」という一言に戸惑ったり。使っていない=遅れている、とは言い切れないのに、そう見えてしまう空気があるのも事実です。
今のところの自分なりの向き合い方
今の自分が意識している判断軸は、シンプルです。
- 会社のルールを守って使うこと
- 日常業務の中で無理なく回せること
この2点を外れない範囲で使う。それ以上でも、それ以下でもありません。
仕組みを完璧に理解してから使おう、とは思っていません。ただし、「理解しなくていい」とも思っていない。使いながら、後から理解が追いついてくればいい。今はそう考えています。
もう一度、結論
仕事で生成AIを使う機会が増えたからといって、すぐに使いこなせる必要はありません。
ルールを確認した上で、まずはメールや要約など、身近な業務から使ってみる。それだけでも、焦りは少し和らぎました。
生成AIは、急いで理解しきるものではなく、仕事の中で少しずつ慣れていく存在なのかもしれません。

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